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ソンフン「愛していますか?」インタビュー

2020年05月12日

ソンフンが出演した「愛していますか?」は、愛の答えを教えてくれる不思議
な本に出会った後、魔法のように変わり始めた異なる2人の男女の特別な愛を
描いたファンタジーロマンスで、ソンフンは冷たく冷静なカフェのマスタースン
ジェを演じた。ことあるごとにソジョン(キム・ソウン)に冷たい態度を取るが、
実は温かい心を持つ人物だ。



だが作品内での言動は“ツンデレ”という言葉で片付けるのが難しいほどだった。
性差別的な発言もはばからず、眉をひそめさせるシーンも多数。これに関しては
ソンフンも「撮影した当時は、コメディとして笑って済ませることができると考
えて撮りましたが、今見るとちょっと危ない部分があります。最近は時代の流れ
がすぐに変わりますから」と慎重に語った。

続いて「僕が演じたのは感情表現が下手で、気持ちの表現ができないキャラクタ
ーです。子供の頃に男の子が好きな女の子をいじめて、いたずらをしている感じ
です。あくまで作品として見ていただければ嬉しいです。最後まで見ればスンジェ
がパワハラをする人ではないことが分かるはずですよ」と断言した。


また、「作品だからパワハラも演じますが、実生活ではできません。実際にその
ような人もいるでしょうが、あまりにもひどいでしょう。演技だからできるんで
すよ。子供の頃の性格と似ている部分もありますが、今は全く違います。20代の
時は冗談半でカッとしたりしましたが、今ではエネルギーを消費するのが辛いく
らい。シンクロする部分は多くありません。実は、この作品はいつ公開されるの
か分かりませんでした。1~2年後になるという話をたくさん聞き、3年目になった
時は他のスケジュールでとても忙しくて忘れてしまいそうだったほどです。公開
するとは思っていませんでした」と率直に打ち明けた。


ソンフンにとって、MBCバラエティ番組「私は一人で暮らす」は切り離せない存在
だ。演技のみでブラウン管に登場していた彼は「私は一人で暮らす」に出演し、
“ロイ・バン” などの親しみのあるキャラクターでより存在感をアピールした。

バラエティ活動が俳優としてのイメージの形成を妨げないのか?という質問に対し
て、「考え方次第です。役立つこともある一方、『どのような演技をしても人々が
そのキャラクターとして見てくれない』と数人の役者たちが不平を言うように、自
分次第でもあるようです。作品を楽しくご覧になっている方は、バラエティのイメ
ージがどうであれ、キャラクターとして見てくださると信じています。だから“オル”
というニックネームもメンバーに感謝しています。(キャラを)作るためにわざわざ
ニックネームをつけてくれたようです。だから本当に感謝しています。また、放送
で僕を起用してくれた番組関係者の方々にも感謝しています。恥ずかしくて照れく
さい時がありますが、嫌ではありません。嫌になれるわけがありません」と感謝を
述べた。


「最も幸せで嬉しい時は、作品を撮影する時です。現場にいる俳優たちと息がよく
合った時、自ら取り組みながらうまく物事が進むことを感じた時が最も幸せな記憶
です。写真のように残ってはいませんが、『悪く言われても演技を諦めない理由だ
な』という感情が残っています」

それなりのキャリアを重ねてきたが、控えめな答えだけを返してくれるソンフン。
2017年にクランクアップした今回の映画の現場を回想し、「当時は一面的な演技し
かできていなかったと思い、今になって反省しています。とはいえ、後に僕が好評
を得る演技をしても、おそらく今のように反省しているかもしれませんが。今は、
当時よりは上手にできるだろうという自信が生まれています。最近は、ストイック
になっている時期です。『何でもいいから一つ引っかかれ。しっかり見せてあげる
から』という気持ちです。良いバラエティに出会い、休まずに長く続けてきたら、
今のようにたくさん出演する機会をいただくことができました。またいろいろな方
とお会いして話をしてみことで、演技の方面でもよい変化が生じた部分があるので、
熱心に準備しています」と格別な意志を示した。



自身の性格については、「僕は多方面ではなくて、一つの分野を掘り下げる性格な
んです。またかわいがってもらうと生意気になってしまう部分があります。少し自
尊心は低いけど、生意気になるよりは自尊心が低いほうがいいかと思いますので、
それはそれでいいかなと。演技さえ上手であれば、実生活でどんな姿であっても関
係ないのでは? とも思います。そして何よりも一番大事なのは人間性だと思ってい
ます」。


より多様なジャンルで人々と会いたいというソンフン。インタビューを通して活気
ある姿で現場のムードをリードしていた彼は、「僕は、人々が見る僕の一般的なイ
メージをすべて破って、『僕は狂ったヤツです』という姿をお見せしたいです。
『あの俳優、本当は狂ってるんじゃ?』と思う何かをお見せしたいのです。だから
自由な表現で、刺激をより強く見せられる映画が好きです」とし、「これからはジ
ャンル物に重点を置きたいと思っています。どんな役柄でもある程度まで僕のキャ
ラクターに味付けできれば嬉しいです。サイコパスもいいし、ふざけた役もしたい
です。今回の映画の試写会を見て、熱心に準備している部分が少し進歩したことを
感じました」と改めて強調し、より大きな活躍を期待させた。

ソンフンが出演する映画「愛していますか?」は、韓国で3月25日に公開され、今後
日本などでも公開される予定だ。ソンフンの成長を感じられる本作に期待してほしい。




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